有望な若手

 先日、FポンやスーパーGTで活躍する若手ドライバー塚越選手と自動車雑誌Fロードの企画で対談した。
Fロード誌側から誰がいいか？　と聞かれたので、ボクの独断で彼を指名した。
ただし、彼とは一度も口をきいたことがなく（ただチャンスがなかっただけ）、指名したのはなんとなくボクの直感。
面白そうだったから。

実際に彼と話しをしてみて感じたことは、23歳とは思えないくらい落ち着いていることだった。
F1に乗るための計画を早くから立てて、昨年までは順調だったそうだ。
でも、今年日本に戻ってこなくてはならなくなり、あと2年の計画で再挑戦したい、と語る彼の眼はしっかりとその先を見つめていた。
いつかけじめをつけなくてはならないという言葉に、レースは追いかけるけれどもレースにしがみつかないという意志が見え、頭脳明晰な部分を感じた。

ドライといえばドライだが、F1を目指す若者ならこれぐらいしっかりしていなくては生き抜けないだろう。
ただし、物腰はとてもソフトで笑顔を絶やさず好感が持てる。
年上だから（かなり）上から目線になってしまいがちだが、その意志の強さに応援したくなる若者だ。
頑張ってほしい。

彼がホンダのドライバーだからというわけではないが、先日新型ステップワゴンの試乗会に行ってきたので写真を貼ります。
室内が広くなり、さらに室内が静かになり、ウルトラマンも喜んでいました。